今回はアニメ【BEASTARS】ファイナルシーズン前半まで視聴した感想になります。
動物かよ…。って思いましたよねっ!!!
動物じゃん…。って思いましたよねっ!!!
『確かにっ!!!』 私も思いました。
でもコレは、ただの動物が人型になった話じゃないんです。
【草食動物と肉食動物が同じ世界で秩序を保って生きている】
と言う世界で、
この作品の中で起こる事象は
『自分たちが生きている現実でも起きている問題と繋がる事も多い』
と感じる。
非常に引き込まれる設定で視聴を止めるタイミングが難しい作品です。
アニメ【BEASTARS】
コミック【BEASTARS】
【BEASTARS】
『BEASTARS』(ビースターズ)は板垣巴留による日本の漫画作品。
『週刊少年チャンピオン』(秋田書店刊)にて2016年41号から2020年45号まで連載された。擬人化された肉食獣と草食獣が生活・共存をする世界を舞台に、全寮制の学校「チェリートン学園」へ通う動物たちの群像劇が描かれる。
2021年10月時点で累計発行部数は750万部を突破している。2019年10月にはフジテレビ「+Ultra」枠にてアニメが放映され、Netflixでの独占配信が開始した。
引用元:『BEASTARS』wikipedia
【BEASTARS】アニメ『共存を望む、凶暴な本能に苦しむオオカミの恋』あらすじ
中高一貫のエリート学校・チェリートン学園内で、ある日草食獣アルパカの生徒テムが肉食獣に殺されるという「食殺事件」が起きる。
テムと同じく演劇部部員であったハイイロオオカミの少年レゴシは、大型の肉食獣であることに加えて寡黙な性格や意味深な言動が災いし、テム殺しの犯人だと疑いの目を向けられてしまう。幸いこの疑惑はすぐに晴れることとなるが、結局真犯人は見つからないままであり、学園内に生まれた肉食獣と草食獣の確執のようなものが消えることはなかった。引用元:『BEASTARS』wikipedia
『動物』と言うだけで見ないのは絶対に損です。
かく言う私も最初は『動物かいっ!!!』と思っていましたが、
騙されたと思ってみた方が良いですっ!!(笑)
肉食動物と草食動物が寮生活をしながら学校に通うと言う設定。
主人公はオオカミで演劇部に所属しています。
めちゃくちゃ能力が高いと言う訳でもなく、
肉食動物と言うコトをのぞけば、【普通の人】
しかし、そんなおとなしめの普通のキャラでも、
肉食と言う事で『動物の肉を食べたい本能』はあり、
それを自制しながら生活しています。
そんな主人公が装飾のウサギに恋をしてしまう所から始まります。
その様な現実の問題、ニュースなどに関心の高い方は楽しめる作品だと思いますっ!!!

見るのがとまらない!見るのがとまらない作品でした!
【BEASTARS】アニメ 完走した感想(ネタバレ注意)
シカが強キャラとか、新しすぎてビビる。
・作品の舞台が動物が共存する学校
↓
・アルパカの学生が校内で殺されてしまう
↓
・オオカミが主人公で
↓
・そのオオカミが凶暴じゃなく、大人しく、良いヤツっぽくて拍子抜けで
この時点で頭から湯気が出るくらいの展開と説明で情報量が多いのに
・学校で一番キャーキャー言われてる『カリスマ』で『強キャラ』が【シカ】
『シカ』だもんなぁ…
私はビックリしてしまったよ。
しかも、大人しめのオオカミ君が【肉食の本能】みたいなモノに抗えなくて、
白いウサギに飛びついて食べちゃうのかと思ったら、
そのウサギちゃんに『恋してる』的な事言ってるんだから
序盤で 頭がオーバーヒート だった。
動物の特徴を活かしたキャラと設定の上手さ
肉食と草食が共存する世界で
『肉を食べる事が御法度』
で肉食の動物も【ベジタリアン】な生活をしている事。
肉食は肉食の本能である『肉を食べたい』と言う【呪い】みたいなモノがある事。
その肉を食べたいと言うのも『病気』や『発作』みたいな感じになっており、
それを抑える【薬】みたいなモノもある事。
しかし、【食用の肉】が闇市みたいな場所で売られており、
裏ルートでは【食用の肉】が手に入れられると言う事。
『ビースター』と呼ばれる肉食動物と草食動物を共存させる
象徴みたいなタイトルが存在する事。
異種族恋愛や、その混血児もいる事。
…色々な設定が本当に良く出来ていて面白い。
キャラも動物になぞらえているモノも多いし魅力的。
私のお気に入りは、パンダのゴウヒンさんです。
笹食って筋肉ムキムキだとか、もう痺れるしかないでしょ。

人間の問題を動物に置き換えて、私達に問いをかけてくる考えさせられる作品
作品に登場するのは『動物』
しかし、この作品の世界はとても私達の生きてる現実と近いものが多い。
多くは語らないが、個人的には
陸の上で生きる生物は共存する事に焦点をあてているが、
海の中では食べて食べられていると言う事。
が、非常にぐっと来た。
レゴシの心の葛藤が、自分を見つめるキッカケになる。
『恋』なのか『違う欲求』なのか
レゴシがハルちゃんに対して【恋】をしているのか?
・肉を食べたいと言う欲求なのか?
・自分は肉食のくせに草食に興奮してしまう変態なのか?
そんなレゴシの心の葛藤を見ていて自分としても
・今やりたいと思っている事は本当にやりたい事か?
・周りに褒められたいだけのモノではないか?
無自覚で、そう思い込んでる事が多く、
たまに自分に聞いてみないと分からない事が多いと感じました。
圧倒的に強い肉食として生まれたけど、
結局は【捕食されるだけの存在】と思っていたハルちゃんを
一度は襲ってしまったが、守る為に成長したレゴシには
感動と言うよりは、【問い】を投げかけられた気がした。
【BEASTARS】が好きな人にオススメする作品
爆れつハンター
悪質な魔法使いの圧政から庶民を守る者達の冒険を描いた作品。
普段はお調子者だけど、凶暴で巨大な獣人になって敵を薙ぎ払うキャロット(主人公)
が悩みながらも仲間に支えられながら成長する物語
本人は望まないが【内に秘めたる無意識の凶暴性、暴力性】に苦しむヒーローの葛藤。
ハーメルンのバイオリン弾き
魔王の子と罵られながらも旅をする主人公。
あるキッカケから人間の女の子と旅をする事になり魔族の血に悩みながらも、
成長する姿を描いた作品。
巨大なバイオリンを武器にシリアスもありながら、ギャグの破壊力も凄まじい。
まとめ
海外でも高い評価を受けている作品なんだそうです。
正直なところ、キャラデザインもリアルな動物に近い為、
キャラが【可愛い】などは思い難いかもしれないですが、
そんな事関係ないほど感情移入してしまった。
アニメのファイナルシーズンの前半までしか見れてないが、
続きも単行本も非常に楽しみです。
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