もし、完璧ではないけれど超能力が使えるとしたら、
皆様はどんな超能力が欲しいでしょうか?
ポイントなのは『不完全』な超能力です。
私だったら【2次元の世界に30分だけ入れる能力】とか・・・
あったら私は『色々な事を考えに考え抜いて』
超能力を無駄にしないように立ち回ると思います(笑)
本日はそんな、
全然完璧ではないけど『特殊な力を備わって生まれてきてしまった』若者たちが、
どう生き抜いていくのか?
を描いた【シャーロット】の感想を書いてみたいと思います。
◆アニメ【シャーロット】↓↓↓
【Charlotte】
『Charlotte』(シャーロット)は、P.A.WORKSによって制作され、浅井義之が監督を務める全13話の日本のアニメ。日本において2015年7月から9月にかけて放送され、OVAは2016年3月にリリースされた。
引用元:『Charlotte』wikipedia
【Charlotte】あらすじ
思春期の少年少女のごく一部に、不完全な「特殊能力」が発症する世界。
他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を持つ少年・乙坂有宇は、これを人知れず悪用しエセ優等生生活を送っていた。しかし、星ノ海学園生徒会の友利奈緒と高城丈士朗に見破られ、妹・乙坂歩未と共に学園に転入、生徒会で自分たちと同じ能力者に警告する活動に協力することになる。
引用元:『Charlotte』wikipedia
『他人の身体を5秒だけ乗っ取れる能力』と言う
何だか使えるんだか、使えないんだか、よく分からない能力を持つ主人公が、
アニメの主人公にあるまじき『こっ…すい』
本当に『こっ…すい』能力の使い方をして、
人生をこじらせている所から物語が開始します。
『こすい』ではなく、心の底から湧き上がる『こっ…すい』感じの【小物感】しかしない主人公(笑)
まったく好きになれない主人公だったのですが、
同じ境遇の仲間と出会う事で少しずつ変わっていきます。
『不完全な特殊能力』を使って不器用に人生を歩む青年に心熱くなり、
特殊な能力を持って生まれた故に払わされた【代償】に、
- コレで良かったのか?
- 良くなかったのか?
を考えさせられた作品
・超能力、特殊能力で事件や謎を解決していく系
・時間移動、タイムリープ
が好きな人には楽しめる作品かと思います。
【Charlotte】アニメ 完走した感想(ネタバレ注意)
第一印象が最悪な、こすい主人公
物語開始直後な、こすい主人公の小物感
『5秒だけ人に乗り入れる能力』を駆使して【優等生】を気取っていた。
設定上【不完全な能力】だからしょうがないけど、
まじでしょうがない能力でリアクションに困った。
その後、ヒロイン達に不正がバレて大恥をかくのだが、
心底、彼を哀れに感じ、久々に好きになれない主人公を見たと感じた。
歩未ちゃんの語尾に物凄い違和感
兄の代わりに家事をもこなす主人公の妹『歩未』
元気で明るく、アイドルが好きで料理音痴なのは可愛いくて良いが、
語尾の『なのでござる』に最初から最後まで違和感しかなかった(笑)
他の作品とかでは別に気にもならないのだけど、
なんでこんなにも気になったんだろう?
現代に近い部隊を設定にしての純粋な【ござる】は後半の盛り上がりが良かっただけに、
私的には歯に何か挟まった様に物語信仰を邪魔していて気になった点でした。

えっ?…妹ちゃん 死ぬんかいっ!
事前情報なしで視聴を開始し、
前半は『超能力を使える日常的なホッコリアニメ』
なのかと思っていたら
いきなり歩未ちゃんの『秘めたる力』が発動しちゃって死亡。
コレには声にだして『死ぬんかいっ!』と驚いてしまう。
まさかのタイムリープ物だったとは…
物語をまとめるには話数が足りなかったか…
中盤で歩未ちゃんが死んでしまい、
主人公の兄貴が登場して過去に行ったりと、
物語自体はエンディングも含めて非常に楽しめた。
ヒロインの奈緒ちゃんの塩対応具合には
もうちょっとお慈悲を…
と思えるくらい塩ではあったが、
最後に笑顔で終われて満足
しかし、物語の最後の『急いで問題片づけますっ!』
の詰め込み感についていけなかった。
そのせいで最後の感動が薄まってしまった感じを受けた。
感情の波の上下が鋭角すぎてエンディングは文字通り
【なにかしてるなと思ってたら世界救ってた。】
感じ。
もう少しゆっくり最後を描けていたら、
もっと感動出来たと感じた。
【Charlotte】が好きな人にオススメする作品
モブサイコ100
主人公のモブこと影山茂夫は超能力者が使える中学二年生。心優しい少年で超能力も私欲でも全く使わないナイスガイ。そんな平穏な日々を暮らす主人公ですが、やはり【超能力】と言う物は当人に関係なく欲と野望の争いに引きずり込まれて行く…
絵は独特ですが超能力を使ったバトルは爽快。優しい平凡な主人公が『日常を守る為に戦う』姿には大興奮します。敵も味方もキャラは憎めないヤツが多く、笑いがありつつも心に刺さる作品
絶対可憐チルドレン
特殊能力を持った少女達(10歳)が国の組織に加入し、様々な作戦を遂行していく、
10歳と言う少女達が『戦わなければならない理由』を理解し、拒否し、それでも戦い、やがて病んで悩んでいく姿は苦しくもあり、見守りたくもなる作品。
まとめ
作品の原作とキャラデザを担当する方々は
【Key】の出身の方とは知りませんでした。
私はKey関連の作品を視聴した事が少ないのですが、
やはりネットでの評価は凄まじく良い物がたくさんあるので、
今後はエロゲも含め作品に触れたいと感じています。
この作品は最初こそ楽しめるか心配ではありましたが、
中盤以降は止まる事が出来なくなっていました。
ヒロインは塩対応の塩ではありましたが、
ふとみせる優しさに、それはもうヤラレてしまいました。
最後主人公に名前を忘れられていた場合は自分もショックでしたね。
でも、その後に新しい思い出をまた作ると前向きな姿に心揺さぶられました。
切なくも非常に楽しめた作品でした。
感謝。
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