さて、アメリカのシカゴに秋葉原を作りたいオタクのラーメン屋こと 揉蔵(もみぞう)です
- 気が付いたら 好きなアイドルの出演しているMステの録画を、ビデオデッキが悲鳴をあげるくらい何度も巻き戻して再生してたでござるよ…
- 気が付いたら 『握手券』なるものが札束の様になっていたんだ…
- 気が付いたら ゴリゴリの真冬なのに、何故か『イケメンがプリントされたうちわ』を大量に購入していたよ…
オタクの皆様に至っては、そんな事であって欲しいっ!
むしろ日常茶飯事であって頂きたい(笑)
我々オタクは今まで多くの人物、キャラクター、作品などを【推し】てきた…
最初から最後まで【共感と言う鋭い何か】がグッサリ心に刺さりまくりの本っ!
『推し活』がもっと楽しくなり過ぎ注意です(笑)
【人類にとって『推し』とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた】とは?
【人類にとって『推し』とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた】
著・横川良明今、注目を集めている「推し」。
「推し」とは、ファンであることを超えて、
誰かにお勧めしたくなってしまうほどに、
大好きな人や、もの、キャラクターのこと。一体なぜ、「推し」はそんなに熱狂されるのか?
ファン(=オタク)たちは、
どうしてそんなに「推せる」のか?この本は、「オタクあるある」から
amazon紹介ページ
「なぜそうしてしまうのか」の考察まで、
その笑いも涙もすべてを書いた、決定版の一冊です。
すべての推しがいる人に、
そして、ファンの心理について知りたい人にも、
ぜひ読んでいただきたいです。
著者である横川さんのオタク熱気とオタク圧が序盤からハンパない訳です(笑)
イイ!そんな感じ!とっても大好きですっ!
途中に出てくる古めのゲームネタとか同世代過ぎて、さらにイイ!!!
普段はあまり本を読まない私ですが、この本は私自身がオタクと言う事で、スラスラと読めました。
自分自身にとって共感する部分が多かったので、思わず『そーだわなっ(笑)』『ですよねっ(笑』などと声にでまくりでした
推し活で自分を見失い、猪突猛進になってる方はまず読んでっ!まずは落ち着いてっ!
読んで感じた3つの事
横川さんの、推しの居ない生活から、推しの居る生活に変わった時の覚醒の仕方が尋常じゃないのですが、
よくよく考えれば『自分もそうじゃんw』と我に返ったりしながら、
まさに自分を見ているかのような感覚しかありませんでした。
あわよくば好きになってもかまわないのですよ?
「推す」とはつまり「推薦する」こと。
この「推し」と言う言葉には、ファンと芸能人の二者にとどまらず「推薦される」第三者の存在が含まれています。
単に対象に声援を送っているだけなら「応援する」で事足りる。
第三者に推しの良さを語り、あわよくば好きになってもらいたい。
この布教活動が、自己完結型の「応援」とは異なる熱狂を生んでいるのです。
人類にとって『推し』とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた 21ページ
高校時代にモー娘。の「なっち」があまりにも好きで、
布団の上でジタバタしていたが、友達があまりにもいなくて、誰にも言えずにいたのが「応援」
スーパーストリートファイター2の時の春麗の気功拳のポーズがあまりにも衝撃的で、
誰かれかまわず
「あの気功拳のポーズはヤバいでしょ!」
「あの気功拳のポーズはヤバいでしょ!」
「あの気功拳のポーズはヤバいでしょ!」
と友達や兄弟に言って回っていたのが「推し活」
そーゆー事です。
恋愛と推しに見返りを求めたら死亡フラグがビンビン
はっきり言って、オタクをやっていて見返りなどあるわけがないのです。
どれだけ身銭を投じようと、一銭のリターンもない。
見返りを求めるならコツコツNISAでもやった方が断然いい
-中略-
我が子でさえままならないのに、推しがままなるわけない
人類にとって『推し』とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた 71ページ
みなまで言わなくても、もうこちとら40も過ぎてます。
『どーせキモがられている』のも知っています。
しかし身銭は投じる為にあるのですよ
えぇ えぇ
泣いてなんかいません。遠くにあるキムチが目にしみるんですよ。
40過ぎれば誰でもしみます。
推しが結婚した時の時空の止まり方は異常
推しが結婚をした。
次の瞬間、僕がとった行動は、シーツを干すことでした。
人類にとって『推し』とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた 186,187ページ
国府田マリ子さんが結婚した時は見事に膝から崩れ落ちました。綺麗に。
水樹奈々さんの結婚を知った時には鳥になれる気もした。
アイドル声優が結婚した時の阿鼻叫喚は痛いほどわかります。
私も家の柱にガンガン頭突きを繰り返してましたから。
皆様と共に死屍累々の仲間入りが出来て私は幸せ者です。
『こんな思いをするなら草や木に生まれたかった』
このフレーズ大好きです。
どんな人におススメか
- 新規ファンと古参ファンとの戦争に疲れ果て、水を求めて彷徨う戦士(ファン)
- 自分は男だけど、イケメン男性アイドルが好きで肩身が狭いと感じている戦士(ファン)
- 昔は自分でもオタクだと思っていたけど、最近はハマる事もなくただ日常に流されているだけだと感じている元戦士(オタク)
まとめ
『推し』のいる生活とは充実し毎日が楽しくなる
楽しくはなるけど、ガチ恋や見返りを求め始めると地獄に早変わり
『推し』を推す事で、気が付いたら推しの存在に自分の背中を押されている
感想
私自身がオタクなので、本書の内容はグッサリと心に刺さりまくりでした。
何かにドハマりすると、その瞬間から世界が物凄く変わりますねw
しかし最近は何かにドハマりすると言う機会が減ってきたと感じています。
学生の頃がピークで今は緩くオタクを続けている感じです。
そんな熱さのない緩いオタクではありますが、本書を読んで『自分はどんなオタクなんだろうか?』
と考えて見ました。
確かに今でもアニメ、まんが、ゲームは気になりますし、最新を追えてはいないものの、
やはりオタクカルチャーと呼ばれるものは好きです。
【自分はもうオタクじゃないかも…】と思う事もありますが、
にわかでも良いと思うし、にわかは育てるものだとも思うので、
自信を持って【好きなものは好き】と声や文章にしていきたいと思いました。
そして私はアニメ、漫画、ゲーム、そんな秋葉原に集う様な人達の事が好きなんだと気づきました。
アニメに夢中になって、漫画に夢中になって、ゲームに夢中になって
それを楽しそうに語り、友達と共有し、推しの結婚に心を痛める…
そんな人達が好きなのだと感じました。
そんな人達が集まれる場所をアメリカでも作れたらと思っています。
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